●心理カウンセラーとしての基礎を学ぶ
心理カウンセラー講座・初級編(Basic)では、来談者中心療法(クライエント・センタード・セラピー、CCT)に基づきながら、人の話を遮ることなくじっくりと聴く姿勢を学びます。私たちは日常的に会話をしますが、実は相手の話をじっくりとは聴いていません。知らない間に自分のバイアスを通しながら聴いていますので、どうしても先入観を持って聴いてしまうのです。
このような聴き方では、話がスムーズに流れませんし、相手が言いたいことを気持ちよく話すことができなくなってしまうのです。自分の信念、価値観を通しながら聴いてしまうと、誤解も生じますしコミュニケーションが上手く行かなくなってしまうのです。
中級編、上級編ではパターン介入していきますが、そもそもの会話が上手く行かないとラポールが取れません(信頼関係が築けない)ので、心理カウンセラーがどんなに頭が良くても、正しい知識に基づいたサジェスチョンをしたとしても、その介入に難色を示されることになるでしょう。
「理解してから、理解される」
これは鉄則です。この言葉を忘れないでください。
初級編で学ぶ「人の話をじっくりとお聴かせいただく」ということは、実はとっても大切なのです。心理カウンセリングのすべての基礎になることですので、じっくりと学んでいきましょう。
●得られる効果(Benefit)
対人関係が上手く行くようになる。人の話がじっくりと聴けるようになる。聴くだけカウンセリングができるようになる。柔軟な考え方が身に付く。行動ではなく、信念・価値観を変えることの大切さが理解できる。
【資格】日本心理セラピスト協会認定 初級カウンセラー